創業者の資質(創業を成功させるための第1歩)

創業者にはさまざまな資質が必要です。これからご説明するすべての項目を兼ね備えていれば100%事業は成功するでしょう。しかし現実にそのような人が存在するとは思えません。では、欠けている部分をどうすればいいのか?それがココでのテーマです。

事業の財産は、『ヒト』『モノ』『カネ』といわれます。いろんな場面で様々な解釈が出来ると思いますが、結局はこの3つを兼ね備えた人が勝者となるのです。次にそのポイントをまとめてみました。

1.『ヒト』「気力」仕事にかける熱意、情熱

目標に向かって必ず達成するぞ!といった意気込みがあるかということです。後に融資の申し込みの際にも記載しますが、もし創業時に法人を作った場合であっても、銀行の担当者はあなたを見て判断します。当然事業計画の中身等も参考にされるわけですが、行き着くところ「この人は本当に貸したお金を返してくれるか?」というところを見られるわけです。仮にあなたが人にお金を貸す場合どういう人に貸しますか?やはり信用できる「人」ですよね。いい加減な気持ちで事業をしていては、まわりの信頼も協力も得ることは出来ません。

ここで、自分自身に問いかけてください。「情熱を持ってこの事業に取り組めるのか?熱意を持って取り組めるのか?」この資質に関しては他人の協力で解決できない項目です。もし、今はっきりと「YES!」と言えない人は今回の創業は見合わされたほうがよいかもしれません。

2.『ヒト』「知力」その事業の経験と知識

今からはじめようとする事業の経験が十分あるか?ということです。あっ、この仕事は儲かりそう・・・と今までの経験とまったく畑違いの事業を始めようとしても、ほとんどの場合はうまくいきません。先に、事業の多角化を行う場合でも、まず基盤となる経験と知識は不可欠です。

3.『ヒト』「体力」体力

次に重要なのは体力です。当然のことながら「体は資本」なのです。

4.『ヒト』「コミュニケーション力」幅広い人脈

事業を行う中で人脈はとても大切な要素です。1人で事業を行うことは不可能です。家族、親戚、従業員あるいは取引先もすべて人のつながりです。今どれだけの人脈を持っているか、事業を始めてからどれだけその人脈を広げることが出来るのか、よく考えてみてください。

ここで失敗のケースをご紹介します。その方は会社員時代にいわゆるエリートと呼ばれるぐらいの営業成績を上げておられました。社内での成績も連続トップで「自分でこの事業を始めても大丈夫。販売先も仕入先もすべて自分を信頼してくれている。」と人脈は完璧と思っておられました。しかし、実際に事業を始めると、信頼してくれていたはずの取引先が訪問のたびにあからさまにいやな顔をするというのです。こういったことは私たちがよく目にします。この原因は、その人個人の人脈だったのか、前職のA社の従業員としての人脈だったのかを見誤ったためです。今の人脈については、退職後も継続してもらえるものなのか、十分に検討される必要があります。

5.『モノ』特殊性・独創性

同業者(ライバル)と比べて、商品、サービス、販路や製造方法等で特殊性や独創性があるかです。

6.『ヒト』「実践力」情報処理能力・情報分析能力

事業や経営に関する情報を集め、いかに自分の事業に生かすことが出来るか、ということです。勝利の女神は前髪しかないといいます。チャンスをすばやく認識し、反応できることが重要です。

7.『カネ』自己資金

創業時の準備資金もそうですが、事業を継続させていく上でも浪費は禁物です。チャンスや危機に備えしっかりと資金の蓄えを行うことが大切です。

以上、7項目の創業者の資質について説明しましたが、すべてについて今一度自問自答してください。今は不十分であっても創業されるまでに少しでもその能力を磨いてください。

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