採算のとれる必要売上高はどれくらいか計算式を使ってしっかり把握しましょう

創業にあたって、家賃、人件費(従業員の給料など)、その他の経費に加えて、借入金の返済資金などを考慮し、採算のとれる売上高を把握しておくことはとても大切なことです。

以下の計算式を使って算出してみてください。

必要売上高算出の手順

1.最終的に残る目標利益の決定

個人事業の場合、最終的に残る目標利益が事業主の生活費となります。その事業を始めるにあたって、毎月どのくらいの収入がほしいか決定してください。

2.必要となる経費を確認

人件費、家賃、その他の経費など必要となる諸経費を挙げていきます。

その他の経費については、人件費、家賃、減価償却費、事業において重要な経費を差し引いた営業経費を具体的に算出してください。

諸経費 金額
人件費 80万円
家賃 20万円
減価償却費 5万円
支払い利息など 1万円
その他の経費 34万円
経費の合計 140万円

3.予想粗利率を計算する

粗利率の読み方・・・「あらりりつ」と読みます。

創業した当初は粗利率(売上総利益率)について、予想される数値を概算で計算してください。

売上総利益率 = 売上総利益/売上高 × 100

4.必要売上高の算出

必要売上高は、「経費の合計と目標利益」を予測売上総利益率で割った数値となります。

必要売上高 = (経費合計 + 目標利益)/売上総利益率

京都太郎 売上総利益率、必要売上高の例

必要経費(月額) = 140万円

売上総利益率 = 売上総利益(160万円)/売上高(200万円) × 100 = 80%

必要売上高 = [経費合計(140万円) + 目標利益(20万円)]/売上総利益率(80%) = 200万円

上記の計算式の必要経費、売上総利益、売上高などの数値は、前回の損益計画表作成の中でシミュレーションしたものです。

沢辺税理士事務所からのワンポイントアドバイス

利益を上げるには下記の3点しかありません。

1.売上を上げる
2.粗利率を上げる(原価を下げる)
3.固定費を下げる

事業計画を作成して、利益が思ったより少ない場合は、この3点で何が問題あるのかをじっくり検討して計画を立てて下さい。

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