生命保険の手続き・保険料払い込み・保障額計算・主な種類一覧
生命保険の手続きや払い込みについて、生命保険にはどんな種類があるのかを理解しましょう。
今回の内容も、用語集や基本的な概要説明がほとんどになります。生命保険の種類などの理解にお役立てください。
保険契約の手続きについて
告知義務とは
契約者や被保険者が契約を申し込む際、保険会社に承諾されるかどうか判断材料となる健康状態や病歴について、重要事項として質問に答えなければならないことを指します。
責任開始日とは
契約した保険について、保障が始まる日のことを指します。申込み、告知、保険料の払い込みが全て揃った日とされ、保険会社が保険金などの支払いが開始される契約上の責任がスタートする日となります。
保険料の払い込みについて
払い込み方法・保険料を払わなくても猶予期間がある
保険料の支払いには、一時払い・年払い・半年払い・月払いなどがあり、支払わなかった場合でも一定の猶予期間が存在します。
月払いの場合 | 年払い・半年払いの場合 |
払い込み期限の翌月初日から末日までが猶予期間 | 払い込み期限の翌月初日から翌々月の契約応当日までが猶予期間 |
失効・復活とは
猶予期間を過ぎても保険料を払わなかった場合は効力を失い、失効となります。
また、失効した場合でも一定期間内に手続きを行えば、元の状態に戻すことができ、これを復活といいます。
復活するには未払いの保険料を支払う必要があり、健康状態によっては復活できない場合もあります。
必要保障額の計算について
必要保障額とは
世帯主が死亡した場合、支出総額から総収入を差し引いた金額を遺族保障として計算します。
主な生命保険 定期保険・終身保険・養老保険
定期保険とは | 一定の期間内に死亡した場合、死亡保険金が支払われます。 保険料は掛捨て、満期保険金がないため、保険料が比較的安いです。 平準定期保険(保険金額が一定)、逓減定期保険(保険金額が一定期間ごとに減少)、逓増定期保険(保険金額が一定期間ごとに増加)、収入保障保険(保険金が年金形式で支払われる)があります。 |
終身保険とは | 保障が一生涯続き、満期保険金はなく、解約返戻金が多いので貯蓄性が高くなります。 注意点として、早期解約する場合、解約返戻金が払込保険料を下回ることがあります。 |
養老保険とは | 一定の期間内に死亡した場合に死亡保険金を受け取ることができ、満期保険金を受け取ることができます。 |
その他の主な生命保険
定期保険特約付終身保険とは | 終身保険が主契約で、特約を付けることで、一定期間の死亡保障を厚くしたものです。 全期型と更新型の2つのタイプに分かれます。 |
利率変動型積立終身保険とは | 支払った保険料を積立部分と保障部分に、自由に一定の範囲内で設定できる保険のことです。 保険に銀行口座(別名アカウント)と同じ役割を果たす積立部分がくっつくので、アカウント型保険とも呼ばれます。 払込期間が満了したら、積立金を終身保険や年金に移行することが可能です。 |
団体保険とは | 企業や組合などの団体が契約する保険で、集団で加入するので保険料は安くなります。 |
こども保険・学資保険とは | 子供の高校・大学などの進学に合わせて、祝い金や満期保険金として受け取ることができます。 親が契約者・子供が被保険者となります。特徴として、契約者である親が死亡した場合、保険料は免除、祝い金や満期保険金が支払われます。 |
変額保険とは | 保険会社が株式や債券などに運用して、成果に応じて保険金や返礼金が変動する保険を指します。 一生涯保証が続く終身型、保険期間が一定の有期型に分かれ、どちらも死亡保険金と高度障害保険には基本保険金と呼ばれる最低保証があります。 ただし、解約返戻金や満期保険金には最低保障はありません。ご注意ください。 |
京都ミライズ税理士法人からのワンポイントアドバイス
どれくらいの保険に加入すればいいかわからない場合は、将来のライフプランから必要保障額を計算して検討してください。
これは法人の場合でも基本的には同じで、会社を経営するには運転資金がどれくらい必要か、必要保障額を計算すればいいと思います。
※投稿時点の情報であり、現在の法律と変わっている可能性がございます。ご了承くださいませ。
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