確定申告必要?不要?
確定申告の時期ですね。
サラリーマンの方は年末調整で所得税の計算が完了いたしますので、申告が不要という方が多いですが、
実は確定申告が必要だったり、申告をした方が得だったりすることがあります。
代表的なものをご紹介します。
(1)確定申告が必要な場合
①不動産の賃貸収入など、給与以外の所得金額が20万円を超える方
②給与を2ヵ所以上から受けている方で、メイン以外の給与金額と給与以外の
所得金額の合計が20万円を超える方
メインの給与以外に20万円を超える収入があれば、申告が必要ってことですね。
ただし給与以外の収入が20万円以下であっても、住民税の申告は必要になりますので
ご注意ください。
(2)確定申告をした方が得な場合
①医療費控除の適用を受ける場合
年間の医療費負担額が、10万円と合計所得金額の5%のいずれか少ない金額を超えるときに、
超えた金額が所得から控除されます。
②寄付金控除の適用を受ける場合
国や地方公共団体に寄付をされた場合、寄附金の額から2千円を控除した金額が所得から
控除されます。
よくテレビや雑誌で取り上げられている、ふるさと納税などが対象になります。
③新規で住宅をご購入された場合
新たに住宅ローンを組んで、住宅をご購入された場合は、住宅ローン控除の対象になります。
1回確定申告をすれば、2年目以降は年末調整で還付を受けられますが、初めは確定申告を
しないと還付を受けられません。
今年の申告期限は3月16日までです。
確定申告が必要な場合は、必ず申告期限までに申告しましょう。
和知