事業構想に引き続き、記入例を参考に、事業内容について主な項目に沿って、まとめてみましょう!

事業内容とは?

事業内容とは、個人事業主または法人が営む仕事の内容を指し、主としての事業が何かということを表現したものです。

法人設立の際、定款に事業目的を記載いたしますが、会社の目的として記載した内容がその会社の主たる事業内容になります。

法人は定款で定めた目的の範囲内でのみ事業を展開できるので、事業内容をしっかりと決定し、定款に事業目的として記載する必要があります。

事業内容の主な項目・ひな形

以下の項目に沿って、これから始める事業について、できるだけ具体的な内容をイメージして書き出してみてください。

私の事業計画書

1.具体的な事業の内容
2.事業の特徴・セールスポイント
3.仕入れについて
4.販売について
5.設備について
6.人員配置について

具体的に書き出してみると、店舗を構える場合はお店の名前となる商号を決定したり、主力商品・サービスの名称を決定するなど、ネーミングによる戦略も大事です。

その商品・サービスはどのような社会的価値を提供できるのか、ターゲット顧客のニーズにしっかりとマッチしているのか、など実際に書いてみると細かい事業内容が見えてきます。

事業内容の書き方・記入例

京都太郎の事業計画書 具体的な事業内容

1.具体的な事業の内容 主に20~30代の若者向けに特化したビール・日本酒・ワインにこだわった専門居酒屋を創業する。
ビール・ワインは国産・外国産を含めて、海外製品を仕入れ、種類を豊富にして、バリエーションを増やす。
日本酒は地域の地酒を味わえるようにし、種類を豊富にして、バリエーションを増やす。
2.事業の特徴・セールスポイント 若者向け(特に若い女性に気に入ってもらえる店づくり、メニュー、価格)に特化して、ビール・日本酒・ワインの専門居酒屋として、ニッチな市場を狙い、アピールする。
3.仕入れについて 複数の酒卸問屋から、たくさんの種類のお酒を仕入れ、大量仕入れにより原価を抑える。
前職のつてで、仕入先の当てがある。
4.販売について 主に20~30代の女性若者向けに展開し、繁華街を活性化させ、気軽に飲めるお洒落なカフェスタイルを提案する。
顧客単価は2,000~3,000円を見込む。
5.設備について 店舗
繁華街に出店し、まずは10坪程度の小さな店舗でスタートする。
毎月の家賃は30万以内、礼金・敷金・保証金などは合計50~100万以内に抑える。
その他の設備
業務用冷蔵庫など居抜き店舗をそのまま活用し、内装はお洒落な空間を演出する。
6.人員配置について 接客・調理はアルバイトスタッフを雇い、シフトを組んでやりくりする。

沢辺税理士事務所からのワンポイントアドバイス

自分の夢である事業構想から、より具体的な事業内容を計画して下さい。

尚、個人事業の場合は屋号を登記する必要がありませんので、自由に考えて下さい。
法人の場合でも会社名と店の屋号が異なっていても問題はありません。

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