不動産に関わる法律である、建築基準法について、基本的なことを理解しましょう!

建築基準法とは?

建物を建築するときにおいて、基本的ルールを定めた法律で、国民の生命・健康・財産の保護のため、建築物の敷地・設備・構造・用途についてその最低基準を定めています。

用途制限

用途制限とは、用途地域に応じて、建築できる建物・建築できない建物に分類され、定められていることを指します。

用途地域とは、都市計画法で定められており、大きくは住居系・商業系・工業系の3つに分かれており、全部で12種類に分けられます。

1つの敷地が、以下の分類における2つの用途地域にまたがるという場合、面積が大きい方の用途地域の制限を受けることになります。

住居系

第一種低層住居専用地域 第二種低層住居専用地域 第一種中高層住居専用地域 第二種中高層住居専用地域 第一種住居地域 第二種住居地域 準住居地域
診療所・浴場・保育所・神社・教会・派出所
住居・図書館・老人ホーム
幼稚園・小中学校・高校
大学・病院 不可 不可
カラオケ 不可 不可 不可 不可 不可
ホテル・旅館 不可 不可 不可 不可

商業系

近隣商業地域 商業地域
診療所・浴場・保育所・神社・教会・派出所
住居・図書館・老人ホーム
幼稚園・小中学校・高校
大学・病院
カラオケ
ホテル・旅館

工業系

準工業地域 工業地域 工業専用地域
診療所・浴場・保育所・神社・教会・派出所
住居・図書館・老人ホーム 不可
幼稚園・小中学校・高校 不可 不可
大学・病院 不可 不可
カラオケ
ホテル・旅館 不可 不可

道路についての制限

建築基準法における道路とは?

交通安全や防火などのため、建物に接する道路について制限されています。道路の定義は以下の通りです。

  • 幅員が4m以上の道路
  • 幅員が4m未満であり、建築基準法が施行された際、既に存在しており、特定行政庁の指定を受けている2項道路

接道義務とは?セットバックとは?

接道義務とは、建築物の敷地は幅員4m以上の道路に、2m以上接していなければならないというものです。

セットバックとは、幅員4m未満の道路である2項道路の場合、道路の中心線から2m下がった線画境界線とみなされることを指します。

建物を建てる際、接する道路が幅員4m以上なのか、4m未満なのかで、それぞれ、理解しておく必要があります。

京都ミライズ税理士法人からのワンポイントアドバイス

接道義務を満たしていない場合や、セットバックの場合、相続税の土地評価をする時は減額されます。

※投稿時点の情報であり、現在の法律と変わっている可能性がございます。ご了承くださいませ。

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