公的年金にかかる税金、クレジットカードの基礎知識
年金を支払ったとき、受け取ったときの税金はどうなるのか、クレジットカードの支払い方法やキャッシングの上限など、基本的なことを理解しましょう。
公的に年金にかかる税金について
これまでお伝えしてきた国民年金・厚生年金などの公的年金の保険料を支払った場合、または、それぞれの年金給付を受け取った場合の税金については、以下のとおりです。
年金保険料を支払った場合 | 老齢給付を受け取った場合 |
支払った金額の全額が社会保険料控除の対象となります。 | 公的年金等控除が適用され、雑所得として課税されます。 |
※注意
年金給付を受けると、収入とみなされ、課税されますが、公的年金等控除が適用されることで、通常の所得よりも少なく税金が計算されます。
また、年金給付の中でも老齢基礎年金や老齢厚生年金など老齢給付には課税されますが、障害給付や遺族給付は非課税となります。
クレジットカードの3つの支払い方法について
クレジットカードとは、利用者個人の信用によって代金を後払いにして商品やサービスを購入できるものです。
クレジットカードで購入した商品・サービスの代金は、以下の3つの方法で支払うことができます。
- 一括払い・・・
1ヶ月の支払額をまとめて、一括で払う方法
※ボーナス時に支払うボーナス一括払いという方法もあり、手数料はかからないのが特徴。 - 分割払い・・・
支払った金額を決定した回数に分けて支払う方法
※分けて支払い、楽になる分、手数料がかかるのが特徴。 - リボルビング払い・・・
一定の利用限度額が設定され、毎月一定額を支払っていく方法
※通称、リボ払いとも言われ、手数料がかかるのが特徴。
※分割払いとリボ払いの違い
分割払いは支払回数を設定して支払いますが、リボ払いは毎月の支払額を決めて支払います。
回数を決めるか、金額を決めるかという違いになります。
カードローンやキャッシングについて
貸金業者からの借入れは、2010年に施行された総量規制によって、複数にまたがる貸金業者からの借入であっても合計で年収の3分の1以内となりました。
例. 年収300万円の人の場合、貸金業者Aから60万円借りていたら、他の貸金業者からは40万円(2社合計100万円)しか借りることができません。
※注意
住宅ローン・自動車ローン・銀行系のカードローンなど、銀行での借入れは総量規制の対象外となります。
京都ミライズ税理士法人からのワンポイントアドバイス
年金保険料は全額が社会保険料控除の対象となり、所得税・住民税の節税対策となります。
また受取った公的年金は課税対象となりますが、他の所得と比べて税制上優遇されています。
※投稿時点の情報であり、現在の法律と変わっている可能性がございます。ご了承くださいませ。